2015年 02月 24日
風景カメラマンと修二会
長文になりますので興味が無い方はスルーしてください。






お水取り、修二会、おたいまつ・・・

いろんな呼び名で奈良の人々に親しみ馴染んでいる行事です。
正式名は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」と言います。





大和路の風景を撮っていた、カメラマンがひょんなことから修二会に出会いました。
もちろん奈良で生まれ育ったので修二会のことは子供の頃から知っています。
でも、それはテレビのローカルニュースで見る松明の事だけでした。


修二会に出会い、本当の意味を知ると、すぐに虜になりました。
そして、何とか写真に収めようとします。

先人たちの修二会の写真を見て興奮しました。
今では撮れなくなった写真ばかりと言っても過言ではありません。





カメラマンは時間を作っては二月堂に通いました。
もう10年近く前になります。

いや、たったの10年です。
まもなく始まる今年の修二会は1264回目です。

1264回ですよ!



さぁ、松明の炎に夢中になります。
何を差し置いても修二会は松明です。

炎は人間の原始を呼び起こします。





そして・・・

何年か経過したあるとき、ふと思うのです。



松明の始まる何時間も前から場所取りをしている自分は他人から見たらどうなんだろう。
写真を撮らない人から見ると、どんなふうに見えているのだろう。

観光客や参拝者から見ればカメラマンほどジャマな物はないでしょう。
さらには一部のマナーの悪い奴らの影響で益々、肩身が狭くなってくる。




もう、松明を撮るのはやめよう・・・
そう思うようになってきた。




2年前の3月17日のこの記事でも書きました。
最前列を確保していたカメラマンの後ろに小柄なご婦人が来られました。
そのカメラマンは3本めの松明からご婦人に最前列を譲りました。

家に帰ってから自分自身に問いかけました。
譲る必要なんか無かったのでは?
いや、あの場面では譲らなくては後ろのご婦人は何にも見えないぞ・・・。

言葉からして遠いところから来たに違いない。
ここは譲って正解だろう・・・。

自分は元気なら、あと十数回は見られるじゃないか。



そう言い聞かせて自分を納得させた。





そんなこんなで・・・今年は松明のために場所取りするのはやめよう。
そう、思うようになっていた。




そのことを、とある人に打ち明けた。



そんなことを言ってないで好きなものは撮ったらいいでしょ。
夜の7時になって家でテレビを見ていたらきっと後悔するよ。



そんな意味のことを言われた。




それもひとつの考え方やな~





まぁ、どうなるかわからないけど・・・
今年も修二会が始まります。


何回かは東大寺に行くつもりです。





とりとめのない話でごめんなさい。


もちろん文中のカメラマンはratoのことです。
















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新しいものを否定せずに取り入れながら千二百年以上もの間に形を変えてきた修二会です。

それは日本そのものであると言える。
究極の自己犠牲でもある。

美しく正しい日本人のルーツがここにあるのではないでしょうか。

by rato-yamato | 2015-02-24 22:50 | Trackback | Comments(8)
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Commented by ichimatsu555 at 2015-02-24 23:13
写真を通じて修二会の魅力を伝えておられ私をはじめ多くの方に伝わってるはずです。
関西以外の方で現地に行けない人も居ますしそんな方々にもブログを通じ魅力が伝わりますし。

私自身がratoさんのブログをみて松明をこの目で見てみたいと思うようになりましたし松明以外の修行についても調べるきっかけとなりました。

週末、お会い出来るのを楽しみにしております♪
撥水のフィルターと1000円のカメラカバーを仕入れてきました(^^)
Commented by たかこ姫 at 2015-02-25 07:55 x
昨年初めて見たratoさんの『修二会』は目からウロコでした☆
奈良にいた時は若さや忙しさにかまけて、この行事を1度もゆっくり見ていませんでした。「あ~今年もお水取りの季節がやってきたな~」程度で。。。
しかし、他県に住む現在の私には全てが感動でした!
特に裏方さんの火の点いた松明を持ち、次にやって来るご自分の出番を息を凝らしてじっと待っておられる松明で照らされた横顔!   ☆とってもステキでした☆
修二会、今年はもう撮らはれへんのかな~.....私から言うものな~.....
2月に入ってからずっと気になってました(-_-;)

今年の『修二会』も、少しでいいので見せて貰えたらとっても...とっても...嬉しいです!^^!
あ!そのご婦人、修二会と共にこのカメラマンさんの想い出もずっと心の中に残って。。。
あ~、なんかまたratoさんのブログを見る楽しみが増えました♪  (拍手)
Commented by ボン村上 at 2015-02-25 18:19 x
私も何回かは行くかと。
でも舞台は待ちがしんどいので多分駐車場だけになりそうです。
Commented by rato-yamato at 2015-02-25 20:47
ichimatsuさん
はい、そのことは他の方々からも言われました。
ですから、松明だけではなくていろんな事にもスポットを当てていけたらいいな~と思っています。

日曜日は天気が悪そうですが、逆手に取りましょう。
Commented by rato-yamato at 2015-02-25 20:48
たかこ姫さん
やっぱり修二会の魅力には勝てません。
もう、ウズウズしています。
困ったことです。

これはどうしようもありません。
Commented by rato-yamato at 2015-02-25 20:50
そうなんですよね~
場所取りと待ち時間は辛いです。
もう、若くないですしね~
Commented by runa_yuzu_love at 2015-02-25 20:51
こんばんは
こんなに近くで見れるもんなんですか!
松明で厄落とし出来そうですね
今年は行けるかしら?って思いながら 無理でした~
なので楽しみにしてますね。
Commented by rato-yamato at 2015-02-26 21:46
るなりんさん
もし厄落としできるのなら今年も行きます!
そうですか~、無理でしたか。

まぁ、期待しないで待っててください(^^ゞ


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